インプラント治療に欠かせない設備

インプラント治療は外科手術を必要とする治療法です。インプラント治療を成功に導くには、歯科医師の十分な知識や技能はもちろんのこと、しっかりとした設備が整えられていることが不可欠。当院では、適切な検査と正しい診断を行い、安全安心な治療を実現するために、次のような設備を整えています。

歯科用CTで3次元的に顎の状態を把握

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療法。そのため、顎の骨の厚みや血管・神経の位置、そして状態を詳細に把握しておく必要があります。これらは精密な検査によってはじめて確認できます。それを可能にするのが、歯科用CTによる3次元データです。

歯科用CTのメリット

通常の歯科治療で用いられるレントゲン撮影では、顎の骨や歯の状態を二次元的に確認することしかできません。また、レントゲン写真を貼り合わせたパノラマ写真で得られるデータであっても、インプラント治療に十分とはいえません。歯科用CTなら患者様の顎の状態を立体画像として詳細に確認できるだけでなく、コンピュータ上で3次元的に動かしながら、再現・把握することができます。今や歯科用CTの撮影による精密な検査と診断は、インプラント治療に欠かせないものとなっています。

院内歯科用CTが可能にすること

  • 院内で撮影することで、迅速にデータを得られる
  • 顎や周辺組織の状態を立体的かつ精密に把握できる
  • 従来のレントゲンよりも被曝量を抑えた撮影ができる

大学病院レベルのオペ室

通常の診療室には多くの人の出入りがあり、また歯を削る治療などに際し目には見えない微細なホコリや粉塵が飛び交っています。当院では院内感染防止のためにも、診療室内の空気清浄を行っていますが、それでも外科治療を行うインプラント手術に十分な衛生環境とはいえません。

当院では2012年の改装にともない、「専用オペ室」を設けました。通常の歯科治療と切り離して独立した空間にし、専用の治療器具を用いることで、徹底した衛生管理・完全無菌を実現しました。また、オペ室内の設備には、大学病院のオペ室に匹敵するほどの高性能な機器を導入。無影燈、生体情報モニター、空気清浄機など手術にあたって考えられるさまざまなリスクを排除するための設備を採用しています。

オペ室が可能にすること

  • 徹底した衛生管理、完全無菌の実現
  • 独立した空間で、患者様・歯科医師・サポートスタッフが治療に専念できる
  • 高性能機器の導入で、治療時に考えられるさまざまなリスクを排除

安全に骨を削る「ピエゾサージェリー」

インプラントの埋入時には、まず顎の骨に穴を開ける必要があります。ピエゾサージェリーは超音波振動を使った最新の切削機械。穴の深さや長さを正確にコントロールでき、安全に最小限の切削を実現します。また、微細な振動によって骨のみに作用する切削が可能となり、周囲の軟組織(歯肉・粘膜・血管・神経など)を傷つける心配がありません。ピエゾサージェリーの活用により、顎の骨が薄いケースであっても、正確で脱落のないインプラント埋入を可能にします。

ピエゾサージェリーが可能にすること

  • 深さ・長さをコントロールした切削ができる
  • 骨のみに作用するため、周囲の軟組織を傷つける心配がない
  • 顎の骨が薄くても、正確にインプラントを埋入する穴を形成できる

インプラント治療をして終わりではありません。その後のメインテナンスがポイントです。

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